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食の安全 [日常]

毎日毎日私達は食品を食べて生きています。
人によっては一日の回数は違うし、趣向も量も違います。
だからものすごい種類の食品や量の食品が使われている。
それが私達の手に届くまでに、「何人の?」ってぐらいの人の手がかけられています。
食品を作る人(採集する人)、運ぶ人、加工(料理)する人、販売する人、購入する人。
だから、それぞれの仕事をする人は、自分たちの仕事の分だけじゃなくて、それを手にした人、そしてこれから手にする人の分の思いも引き継いで、そして引渡していくという事を絶対に忘れてはいけないと思うのです。
自分たちがやった不正で、後の人達への思いも手間も全てぶち壊してしまう。
今回の三笠フーズの不正というか悪意は、これからエンドユーザに送り届けるまでの過程に携わる人たちの思いも手間も無駄にしてしまいました。
あのお米を使って、多くの酒造会社が手間ひまをかけて作り上げる芸術品というべきお酒を、ただのゴミにしてしまった。せんべいを作る会社の手間ひまを、冷凍食品をつくる会社の手間ひまを、本当にただの毒の食品に変えてしまった。本当に悲しい仕打ちだし、彼らの怒りが私の胸にも伝わってきます。
三笠フーズの経営陣たちに、「託されているんだ」という気持ちがあれば、絶対に起こりえないことでした。
実際においしそうに食べている人たちの姿を見たら、自分達のやっていることの罪深さを理解することができたのでは?
彼らは本当に遠いところに立っていたからなんですよ、消費者から遠く離れたところに。
最近私は食べ物を扱う場所で働いてみて、絶対悪い事はできないと思いましたもの。
食べることで自然とあふれる人々の表情をみて。私はそれが嬉しかった。

大きな会社のわりに、ぼんやりした経営者達ばかりで、あれほど大きな会社をよく任されてきたものだと呆れるばかり。
かといって、私は気の小さな人間なので、彼らの立場の仕事をやる自信はありませんから、大きな事を言ってはいけないのかもしれませんが……。
彼らの荷が重かった事はよくわかりますが、それでも、やっぱり「彼らは経営者になるべき人たちではなかったんじゃないかな?」と思います。
「事故食品じゃないかな?」「あんまり買いたくないなあ」てわかっていても、某国から食品を輸入しなくてはならないという事情もあり、有毒物質の含まれた食品の処理をしなくてはならないお国のしんどさもわかりますし、「食品を無駄にしたくない」という”モッタイナイ”という気持ちも大切にしたいけど、やっぱりそれを最優先にしてはいけないと思います。
彼らはそれすらも逆手にとって、自分達の利益のみを考えて安価でそれを仕入れて、約束を破って売りさばいた。
許しがたい。

帳簿は二重帳簿。監査の時だけ「工業用に使用した」という伝票を作成してクリアしていたらしい。
実際、監査官も甘いと思います。
どこかのニュースで言っていましたので、私の言ではありませんが、”「性善説」というのか、監査官も「やらないだろう!」精神で見ている所がある”という言葉に考えさせられました。本来、疑うのが仕事の筈の監査官がそれでいいのかなあ。かと言って、監査官の今回の責任はないわけではないけど、それほど大きいものにしてはいけないと思う。
最も悪いのは、誰でもなく、この三笠フーズの経営陣です。

三笠フーズは食品の品質状態も把握していたし、「指示も自分ではしてない。九州工場の担当者から言われた」と逃げる社長。「悪者扱いになっている」という九州工場の担当支店長。
消費者を置きっぱなしにしたコメントでした。
今自分の事で精一杯なのはわかりますが、弱い人間の言葉の語録のようでした。
本当に悪質きわまりない所業でした。

日本の食品基準は確かに高いと思います。企業の負担は確かに大きい。
それが障害になって、多くの中小企業が継続が困難になり、苦情も多くその対処の為に労務費などの諸経費もかかる。原価も高くなる。それなのに、消費者は安いものが最も最優先。どんどん量販店やディスカウントショップ、通信販売で購入。それがどんどん激化してさらに売値は下がる。悪循環は続いています。
おそらく、三笠フーズもかなり苦しんでいたんでしょう。
利益をあげたいと思うことは恥ずかしいことではありませんもの。
それでも、今回のこととは別次元の話。
多くの人たちから信頼を失いました。
私達は製造過程がわかりません。その材料がどこから仕入れられ、どうやって作られ、店に並んでいるのか。
だから私達はその食品会社を信じて購入しています。
それは消費者の怠慢だという批評家たちもいますけど、私はそうは思わない。
一番知らない人の立場で、その人の視点で考えないといけないと思う。
それ故に三笠フーズの幹部たちは、そうなった時の信頼の回復が非常に難しい事を、多くの同じような事件から何で学ばなかったんでしょう。
彼らはそれを選択してしまったんですね。信頼よりも利益を。
今後の行く末は彼らの選択の結果だと思うので、憐れみを感じる気持ちはありません。

反してお気の毒なのは、それを知らずに使った会社の方々と、私を含めるそれを食べたかもしれない多くの人たち。
多くの酒造会社のお酒が無料回収されています。
この事故米を使っていた会社の名前もブランドも公表され始めました。
これからもっとたくさんのあらゆる分野の食品会社の名前が追加されていくことでしょう。
本当にお気の毒です。どれほどの損害とどれほどの不信感を背負うのか。
正直に名前を公表して、食品を回収されている会社と三笠フーズの姿勢のあり方の差がひどすぎて、本当にむなしくなります。名前を公表している企業の方たちの勇気と、三笠フーズを告発した方の勇気に敬意を表したい。
彼らの信用回復が速やかに行われたらいいのですが………
毒自体は強烈なものでなく公式には人体に顕著な影響はないとのこと。
アレルギーなどがどんどん細分化しているこの時代に、どうか体に異常が出るような人たちがいませんようにと祈るのみです。

三笠フーズの幹部の方達は食べる事が楽しかったですか?
お酒が美味しかったですか?
そんな喜びを忘れていたんじゃないかな?
その意味では可哀想な気がします。
もう一度、食の安全を考えるべきだし、食べる事の喜びを取り戻してほしい。

本日もたっぷり夕食を食べ、おなかがものすごいことになっているサブリナでした485.gif
(幸せな奴だ!)





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littleducks

我が家の実家でも米を作って出荷しているので、食品偽装には大変興味を持っています。今はだれを信用したらいいのでしょうか。
by littleducks (2008-09-11 19:41) 

サブリナ

littleducksさん、ありがとうございます。
三笠フーズの事件はますます大きな波紋を生んでますね。
学校給食や福祉施設などの使われていたところが多いみたいで。
どうしても大量に仕入れる所で、安価なところは危険なのかなあと、消費者からしたら思ってしまいます。
めーいっぱい頑張って安く売ってくれている農家の皆さんにも、この波紋が影響してくるのではと心配しています。

by サブリナ (2008-09-14 14:41) 

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